消費者にとっていい事
木造住宅の基礎工事だ。
ちょうど今、コンクリートを打つ形にそって
鉄筋を組み上げているところである・・・
職人と話をしていると、
鉄筋の加工を現場ですることは、
ほとんど無くなったらしい。
加工というのは、その寸法に合わせて、
切断したり曲げたりすることである。
あらかじめ、図面によって寸法出しをして、
加工を済ませてから、現場に搬入し、
現場では、基本的に組み立てていくだけである。
こういうことは、この話に限ったことではない。
大工さんなんて、現場ではないよそで材木を
加工しておいて、棟上げの日にいっぺんに
組み上げてしまうのである。
それも今はよく出来ていて、その加工を機械が
してしまうのである。だから、大工さんの行う
加減がないので、寸法的な精度は上がった。
この辺の話は、論議がいろいろとあることだろう。
職人の技術のこと、またそれを継承するということ、
工期のこと、コストのこと、現場周辺に迷惑のこと、
品質確保のこと、場所、スペースのこと、
挙げたらきりがないほど、たくさんのことが関係している。
それで、大勢が示す方向にどうしても進んでいってしまう。
このことが建築業界にとっていいことなのか?
それとも、悪いことなのか?
そして大事なことは、消費者にとっていい事なのか?
すぐにこの答えは、出ないかも知れない。