唯一の正月
正月が来る度、いつも思う事がある。
最近、車に注連飾りを付けているのを見ることが
無くなってしまった。なぜなのか・・・
街中に出てみても、スーパーの駐車場を見てみても、
注連飾りを付けている車は見かけない。
今年、すれ違った車が、2台ほど付けてただけだ。
昔は、ほとんどの車が付けていたように記憶している。
いつ頃から、付けなくなったのだろう。
玄関に、付けている注連飾りを見ることは、今も多い。
なのに、車には付けないのか?
玄関と車は別の事なのか?
正月だからきれいにして、飾り付けをして福の神に
来てもらうという事は、全然考えないのか?
実際、我が家でも、年末31日まで日々の業務に追われて
なかなかきれいに片付けられないのが、正直なところだ。
だから、私は、次のように考えている。
中はきれいにできてないけど、せめて外だけは
きれいにして注連飾りを付ける。
そうすることによって、正月を演出しているのである。
正月らしさが減った昨今、唯一の正月である。
クリスマスの飾り付けをするのに、注連飾り一つ
付けることが出来ないのか?
クリスマスに比べれば手間は、ひとつもかからない。
日本人にとって、どちらも宗教事ではない。
単なる年間行事でしかないはずだ。
だから、簡単に出来るのに、なぜ付けないか?
今これを書いてて、分かった!
単なる行事だから、しないのだ。
別に一人がしなくても、大勢に影響はない。
確かにそう思う。
みんなが、少しずつそう思うようになる。
1回付けなくなって、1年が経てば、来年も付けなくなる。
そうやって、付けない人が増えれば、自分も付けるのをやめようと思う。
逆にどんどん減って、こう少なくなると、
付けているのが、恥ずかしくなり、かっこ悪いと思うようになる。
こうやって、今のように皆目付けなくなったのではないか。
でも、その中で、私は今年も付けている。
そして来年も付けようと思っている。
私にとって、唯一の正月だから・・・
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